陸上自衛隊に所属していた隊員が、電車内で下半身を露出していたため、懲戒処分となったらしい。 (メーテレ/名古屋テレビ) 最近、何となくネットニュースを眺めているだけでも、性犯罪が増えたなぁ、等と感じてしまう。 痴漢、盗撮、盗聴、わいせつ物陳列罪(陳列、と付けた人のセンスのいいことよ)、等など・・・。 これが、強姦・強姦致傷、または相手が子供である場合、「厳罰化を!!」という声がガ―っと上がってくる。 私も女なので、この気持ちはよく分かる。 GPS装着、化学的去勢、懲役をもっと長く、等、各国でも色々と対策をしている。 こういった「性犯罪」系で議論になると、「男の被害者もいる」とか、「ジェンダーギャップ指数上位の国の性犯罪率の方が高いのだが」のような説を上げてくる男性もいる。(男の被害者もいる、とかは、そういう人も声を上げればいいだけの話だと思うのだが。何故か鬼の首をとったように言ってくるのが不思議だ) こういった事をデータから導き出したものがあるのかどうかちょっと探し切れなかったのだが、仮説として考えていることがある。 所謂「強姦、強姦致傷、殺人」まで行っているものに対しては、ある意味「普通に」かなりの罰が処される。(少年犯罪除く) ただ、他の「痴漢、盗撮、盗聴・・・」などの「軽犯罪、迷惑防止条例違反」に該当するものに関しては、実際刑は重くはない。 また、それらの犯罪が行われていても、実際起訴まで行くケースはかなり少ないと思われる。 そういった犯罪を、例えば「これで3度目!!もう強姦罪適用!」などと加計していったり、もしくは「強姦3度目起訴=殺人と同等」と厳罰化していくことは、刑法が変われば可能である。 但し、そうなった時に「これでバレたら殺人罪と同じになるのか」と考えて、口封じをしてしまえば逃げ延びられるかも、と考える犯罪者が出て来る気がしてならない。 また、「軽犯罪、迷惑防止条例違反」に該当する犯罪の中でも、「痴漢」は日本固有と言ってもいいくらい、他の国では行われない犯罪だという事も特徴的だ。 痴漢、は一応「Molester、Masher」という英単語もあるのだが、既に「Chikan」という単語として認知度が上がっている。 これは本当かどうかは分からないが、「日本に痴漢しに行く」ツアーが企画されているという噂もある。(かつて、日本人が東南アジアに買春ツアーに行ったようなものだろうか) 私自身も、痴漢に遭ったことはある。 高校時代、電車通学だったのだが、やはり?制服というものがそういった人をおびき寄せるのか、週に3回は痴漢に遭っていた気がする。 ん?と思うくらいのものから、がっつり「これは痴漢!!」というものまで。 でも、やはり声は上げられなかった。 かなり早く自宅を出ていたので、一度電車を降りて、次の電車の違う車両に乗り・・・という事を繰り返したことも何度もある。 高校の家庭科の授業で(当時は女子は家庭科、男子は武道だったので、男女別だった)、痴漢の話が出た時に、家庭科の先生が「スカートの中まで手を入れてきたり、シャツをたくしあげてくるようなのは校章外してピンで刺していいから!!!!」と全員に言ったのを覚えている。 (確か、1回か2回、実際に刺した気がする・・・くぐもった「ぎゃっ」って声をあげて、手が引っ込んでいったからホッとした) 今のように「痴漢撃退グッズ」のようなものもなかったし、わざわざ何か武器を持っていればこちらも別の罪に問われてしまいそうだが、校章のピン、というところが上手いな、と今では思う。 別に、武器としてつけているものじゃないしね。 と、まぁ、自衛官のわいせつ物陳列罪から、随分と話はそれてしまったが・・・話がそれた理由は、上記にあげていた ・盗撮 ・露出 ・下着(他着衣)泥棒 ・覗き ・公然わいせつ は、「暴力の伴わない」性犯罪、であっても割と適用される法律が変わってくることがあるからだ。(刑法ではなくて条例) (痴漢・児童買春なども条例ではあるが、内容としては厳しいものに変更されていっている) これを見て、「なら盗撮くらいならいいじゃん!!!」と思う方がいらっしゃらないことを切に願うが、昨今のこれだけの性犯罪の多さ、また行う側の「気軽さ」を考えると、どんどんと厳罰化されていくことは予想される。 となると、「逆恨み」や、「顔を見られたから」という事で暴行の程度が上がっていくことも予想される。 女性の皆さん、もう「安全な日本」はほぼ終了したと考えて、自分の身は自分で守りましょう!