氷河期初期世代おばはんの日々うらうら

就職氷河期初期世代のおばさんが時事問題に思ったりすることや、日々のあれこれ

医療従事者の倫理観

最近、最大の嫌悪感を感じているのが「病院内」や「医師・技師」などによる盗撮

私は持病があるのと、温存療法を取るしかないもの、また、体質がすごく似ていた母が生前、私の年代で罹患した病気にも注意している状態なので、通院、検査が多い方だと思う。
しかもMRIを撮る事が多いのと、持病が悪化した時には立て続けにレントゲンを撮らなくてはいけないので、個人でもざっくり、回数をカウントしている。

 


そうすると当然、服を脱いだりなんだりしなければいけないのだが、そこで盗撮されていたら、と考えると、非常に嫌だ。(当たり前だ)
これまで、手術も大きなもので2回、日帰りで帰るものだともっと受けている。
全麻での手術は1回。

 

そもそもが、手術でも検査でも、「信頼して」自分の体を診てもらっている、相手は知識と技術を持っているから、それを信じる。それが大前提だ。
自分ではどうにもならないものを、病院を、医師を、検査技師を「信頼して」治してもらう。
信頼しているからこそ、麻酔も受け入れるし、手術でお腹を開かれようが、針を刺されようが、受け入れる。

「治してもらいたい」からだ。

 

医療事故は、何パーセントかで発生する事も分かっている。
(何なら私自身が一度、それでヤバいところまで行っている。今なら週刊誌に売れそうな感じだ)
また、過去に看護師が点滴に消毒液を混入して死亡させた、という事件も起こっている。それもまた、知っている。
しかしそういったケースは、発覚したら逮捕されるし、報道もされる。
だから安心、とはちょっと違うが、もうそこまで来たら運だとも思う。

 


でも、盗撮は違う。

 


確かに私はもうおばさんだが、おばさんだったらいいってものではない。
世の中、どんな人がいるか分からない。ともすればグロ画像を求めて、オペ中の自分の内臓の写真が出回るのかもしれない。
エロじゃなきゃいいだろ、ってものではないのだ。
ちなみに身近で、症例が少ないために大学病院での手術の際、症例報告のために記録を取るのに同意した人もいるが、それはちゃんと病院からも主治医からも、本人と家族に承諾するかどうか、事前確認があった。
どんなに希少な症例でも、嫌だと思えば断ることが出来る。そしてその意志を病院側は尊重する。
その「同意」があるからこそ、患者も、患者の家族も協力できるのだ。

 


しかし、盗撮は「ただの犯罪」だ。

 


・山梨大病院の手術中の患者を、看護師(田辺皓輔)が盗撮。
・地方の総合病院勤務の医師が、病院内の職員用女子トイレの個室を盗撮。
沖縄県の病院で、男性医師が女性職員を盗撮。
・東京都足立区の保育園職員の健康診断で、男性医師が盗撮。
京都府立病院にて、医師が手術中に女性患者を盗撮。


健康診断の場で、病院勤務中に、手術中に、盗撮される。
さくっと5分、検索しただけでこの状態だ。
これは、一体どういう状態なんだ?

 

女性患者は、「病気を治してもらうためには盗撮されてもいいです」というインフォームド・コンセントを受けたか?
受けてない。全く、受けてない。
この状態を、「まともな」倫理観を持っている男性はどう思うのだろう?
仕方ないなぁ、と思う?
許せない、と思う?
この手があったか!と思う???

 


盗撮に関しては前々から思うところは色々あったが、医療機関で、医師が、放射線技師が、などを見て本当にがっかりする。

まずは、
1.小型カメラの購入時は、登録制にする。(マイナンバーでもいいし、運転免許でもいい。何もない人は住民票)
2.小型カメラを転売したり、メルカリ等フリマに出すのを禁止
3.医師や技師、看護師等、「有資格者」だからその仕事に従事できる、という人は、性犯罪が確定した時点で資格失効。
  (不起訴でも資格は失効する)

 


これくらいやってもいいのではないだろうか?
俺は関係ないもーん、と思っている方々もいるとは思う。
しかし、覚悟してほしい、と思う事は「医療従事者の倫理観が崩壊した時には、医療の質の低下のみならず、臓器売買が始まる可能性が高くなる」という事を。
気がついたら腎臓が片方なかった、肝臓の一部がなかった、諸々、気が付いた時には遅い。
しかし、実際のところこういった「健康な臓器」を待っている人もいる。


「倫理観の欠如」
自分の内臓がいつの間にかなくなっていても、「そっかーいつだろね?」と笑える人だけ、笑っていいんじゃないかな。