氷河期初期世代おばはんの日々うらうら

就職氷河期初期世代のおばさんが時事問題に思ったりすることや、日々のあれこれ

小型カメラの購入は登録制にしてほしい!

毎日毎日、どこかで痴漢・盗撮・わいせつ罪で逮捕された、というニュースが流れている。
その度に、被疑者がグレーのジャージの上下で、手にモザイクがかかった写真が貼られたり、会見で県教委や事業者が頭を下げている写真が貼られたりする。
内容から動機から、逮捕時の状況から、謝罪会見の内容から、全てが金太郎飴のように同じだ。
正直、1つの事件を毎日報道してるんじゃないだろうか、と思うくらい、見分けがつかない。


しかし、それが全部別々の事件なのが一番怖いところだと思う。
そういったニュースの話をしていると、しばしば、「Not all men」(男達全員ではない)=「男性全員が加害者ではない」という言葉を見聞きするが、それ、本当?と言いたくなってしまうくらい、今日は〇〇で教師が盗撮~今日は〇〇で県職員が痴漢~~今日は〇〇で警官が露出~~~~~・・・・

となっているのだから、いやこれ、逆に「何もしてない人」から数えた方が早いんじゃないか?とすら感じてしまう。
(そうでないことを信じたいが)


とりあえず気を取り直して、連日報道される事件を見ていると、圧倒的に盗撮(のぞきも含まれるケースも多々)が増えたな、という印象がある。
スマホのカメラでの撮影、という手軽な道具が出てきたから、というのも分かるが、もっと気になるのは「小型カメラ」だ。
特に何かに偽装されていたり、普通に使えるものに実は小型カメラが仕込まれている、というものもある。

今まで検挙されたもので、偽装小型カメラの例をあげると、


・消しゴム
・キーホルダー
・USB
・ボタン(洋服の)
・コンセント
・ボールペン
・時計
・火災報知器
・ライター
・メガネ
・ハンガー
・電卓
・ペンダント

 

コンセントくらいは、昔から盗撮や盗聴に使われてきた、というイメージはあるが、他のものはおそらく気付かないだろう。
そしてまた、こういった擬態小型カメラ以外にも、「何かに埋め込んで」盗撮した事案もある。


・カバン
・スニーカー
・サンダル
・家具の隙間
スマートフォン(勿論)
・コンセント
・家具やトイレのネジ
・傘


これらも、気付かないよね。


職場であれ、モールのような商業施設であれ、市役所や県庁であれ、学校であれ、果ては自宅であれ、これら盗撮の脅威が「全くない」と言い切れる場所はほぼないんじゃないだろうか。
自宅は大丈夫だろう、と思っていても、例えばだが、年に一度の点検などでガスの点検が来たり、火災報知器の点検が来たりもする。
また、結婚している人や同棲している人は、パートナーが誰かを連れて来たり、ホームパーティをしたりすることもあるだろう。
自宅で一部内装工事をすることもあるだろうし、天井の電気が点かなくなったと思ったら、電気工事士の資格のある人しか出来ない交換になったりもする。


疑いたくはないが、もし、もしもその中に不埒な人がいたら・・・?


性犯罪を減らそう、なくそう、せめて被害者を少なくしよう、という活動や法規制は、どうも「Not all men」との相性が悪いらしく、遅々として進まない状況に苛ついてしまう事もある。
(自分自身がNot all menであって、全く性犯罪に関係ないのなら反対する理由はないと思うのだが・・・・)

 


それでも、ここは進めてもらいたい、というのが「小型カメラの登録制」だ。
小型カメラを購入する時は、必ずマイナンバーが必要になるというような仕組み。
(ここで使わなければ、どこで使うんだマイナンバー)
勿論、転売不可。
それでもこっそり転売して、売った相手が何かやらかして捕まった場合は、最初に購入した人も同罪と看做す、という方法でもいい。

 

スマホのカメラでの盗撮に対しては対応できないことになってしまうが、それでもスマホで盗撮しようとした人が捕まってきている動きを考えると、そちらは別のムーブになるのかもしれない。
だが、小型カメラの購入は違う。
現状、小型カメラ(スパイカメラともいう)がなんの法律もなく、誰でも購入できてしまい、その用途に関しては分からない。
登録制にすれば、例えば本当に必要な人達(探偵業を営んでいる人とか、配偶者の浮気を疑って自宅にカメラを設置する人)などは堂々と購入すればいい。


しかし、不埒な用途で買おうとする人への抑止力になる。
そうしたら、埋め込まれたカメラ発見!から、「誰が買ったのか」が分かるようになる。
これは進めてほしいものだ。


痴漢は、かつては「犯罪」と認識されていなかった。
だが今は犯罪だし、盗撮も、スマホより以前はほぼ存在していなかったが、現在では犯罪となる。

まずはここからスタートしてほしい・・・なぁ。