氷河期初期世代おばはんの日々うらうら

就職氷河期初期世代のおばさんが時事問題に思ったりすることや、日々のあれこれ

フェミサイドになるのか、それとも・・・

何だか、X(旧ついった)がキナ臭い。
アンチフェミニズムの人で、えらく労災に拘っている人がいるのだが(労災で亡くなっている人数は男性の方が多いという事で)、とうとうその方は「平等に死体が見たい」とまで発言されている。

 

労災事故をなくそう、どうすれば安全性を高められるのか、という方向に話が行かず、「女性の死亡者数も増やせばいい」になるのは、これは非常に怖いと思う。
そして彼は、「死体が見たい」とまで発言している。

 

・・・では、彼は「労災の起こるような現場」にいたことがあるのだろうか。

 

まぁ、それはぶっちゃけどうでもいい。(おそらくいたことはないだろう)
私が危惧しているのは、彼のように「人の命を軽々しく扱う発言」が増えてきているように感じることだ。


それも、フェミニズム、アンチフェミニズムから始まって、国際的にも日本の男女格差はよろしくない、という流れをあたかも無理矢理逆行させるかのように、「いかに女が劣っているか」「女性が進出すると、こんなに世の中ひどくなるがいいのか」、「女はこの責任を取る覚悟があるのか」、というものが散見される。

 

そしてそのようなツイをしている人達のアカウントが、非モテと呼ばれる層や、「オレってすごいだろう」を出そうとしているけど何となく「そうか?」といううろんな空気を醸し出しているアカウントだったり、相手が女性アカなら誰でも何でもとにかく噛みつくようなアカウントだったりもする。
その空気感が、私は非常に怖い。

 


「男を敬え」
「男はすごいんだ。能力が高いんだ。特に日本人男子の能力は高いから、日本では女の活躍する場所がないのだ」
「男に家事育児をさせたら、給料が下がって女が苦しむが、いいんだな」

 

表面上は、こういう投稿が「通常運転」のアカウント達。

 

それらの投稿から、ここ数日で、何か異質なものを感じるのだけど、どうだろう。
まだ、ネット上で女性アカを見つけては寄ってたかってボコボコにしてみる、というものなら、「まだ」マシだ。
精神的に多少のダメージを受けることはあっても、最終的に自分のアカウントを捨ててしまう事も出来る。

しかし、それが「実際の」行動になったら・・・??


おりしも京王線ジョーカー事件の判決が下ったばかりだ。懲役23年。
また、こういった事件が起こるのではないか、というのが私が懸念しているところだ。
それがフェミサイドになるのか、それとも、「男女平等に死体が見たい」という表現からすると、無差別・・・ということになるのか。


何事も起こらないことを願うしかない。
でも、自衛度は上げておこう。