氷河期初期世代おばはんの日々うらうら

就職氷河期初期世代のおばさんが時事問題に思ったりすることや、日々のあれこれ

電動キックボード、怖いよー

電動キックボードの規制が緩和された途端に、既に事故発生。
やっぱりなー。
スケートボードよりちょい大きいくらいのタイヤ径なのだから、段差にも弱いし、ブレーキも急ブレーキをかけられない(かけたらつんのめって前にコケる)。
しかも、両足を前後にして乗っているので、グラっと来た時にパッと片足だけ出せる人はあまりいないだろう。


スーイと走っている分には時短にもなるし、気持ちもいいだろうが、簡単にコケるものが車道を走ってるんだから(歩道も6km/hならOK)正直、乗る方よりも周りの車、歩行者、自転車、バイクに原付、ようは「キックボード以外の人」には恐怖だ。

 

私は車、原付、自転車、そして勿論歩行とバイク以外は乗っていた経験があるが、そのどのケースでも、電動キックボードとは遭遇したくないと正直思ってしまう。
地面がキレイに舗装されていて、広くて、車道も広ければ歩道も広い、と言うような場所ならまぁ許容できるが、ちょっと住宅街等だと車道と歩道が分かれていないところもあるし、車のすれ違いが難しい狭い道もあれば、歩道に色々はみ出していて、結局車道を歩行者が歩いているところ等、千差万別だ。
そんなところに電動キックボードがいたら、もうカオス。


私の行動範囲の中には、歩道はあるが狭く、自転車の人は車道に、というところがあるが、坂になっている事もあって自転車でも結構な速度が出ている。
何度か、自転車同士がぶつかったり、自転車対車の事故に出くわしたこともあるし、歩行者と自転車の事故もある。
高齢者の自転車が歩道への段差に上がりそこねて転んでしまった場面に出くわした時は、本当にヒヤっとした。歩道側に倒れてくれたのでまだよかったが、車道側に倒れていたら間違いなく車に轢かれていたと思う。
慌てておばあちゃんを自転車の下から救出して、自転車を歩道にあげて、おばあちゃんの怪我の確認をして・・・等したら会社には遅刻した。
割と早めにご家族が来てくれたので後はお任せしたけれども。

 

また、その道は途中に小学校もあれば保育園もあるので、子供たちも登下校している。
親が口をすっぱくして言い聞かせているのだと思うが、さすがに車道にパッと出る子は少ないが、でもいないわけではない。
保育園もあるので、お子さんを乗せた自転車のママさんパパさんもいるし、ベビーカーもいる。


そんな中で電動キックボードがいたら、怖いよ!!!!
自転車の方が、まだ両足をパッと降ろすことも出来るし、ブレーキもきく。
だが電動キックボードだと、足も降ろせたとしても片足がギリギリだと思うし、ブレーキもそんなにきかないと思うと、いやー私だったら絶対乗らないわ、と思ってしまう。


原則、16歳以上が使用可になっているが、例えば高校生のお兄ちゃんの電動キックボードを、中学生の弟が「乗りたい!!」と言って、「少しなら・・・」となったりはしないだろうか。絶対なる気がするんだが。


車を運転する人は「かもしれない運転」などで気を付けている事は多い。それは車自体が重量もあるし、自分が対物、対人、どちらにしてもぶつかった場合は大事故になる可能性があることが分かっているからだ。
しかし、電動キックボードだと、「半分自転車気分、半分スケボー気分」のような感じで乗ってしまわないだろうか。
大人同士でぶつかったら怪我で済むかもしれないが、大人が乗った状態で子供に直撃したら、どうなるだろう。
これがバイクや原付なら、まだ「二輪だけど、車両」という意識はあるだろうが・・・・


これから、あちこちで事故は起こってくると思うが、自爆事故でとどめてほしい、というのが本音だ。
自転車も本来車道なので、車と同じように左側を走らなければいけないが、逆走している自転車はよく見かける。
電動キックボードでもおそらく同じような事は起こってくるだろう。


悲惨な事故が増えないこと、そして自分が被害者にならないよう、祈るしかないのかなぁ。
(徒歩かキックボードか、の選択肢になったら、私はほぼ確実に徒歩を選ぶな。乗る方も怖いもん)